チャート

実際のチャートでローソク足を見る

 

筆者作成 1つひとつのローソク足は、買い優勢なのか、

売り優勢なのかを端的に示していますが、

形状によって意味が異なります。

例えば、十字線、寄引同時線ともいいますが、チャート上では、

右から3つ目のローソク足(2021年4月5日)がこれに近い形といえます。 これは始値と終値が同じ値で、上ヒゲと下ヒゲも同程度上下に延びているため、

売り買いが拮抗(きっこう)していることを意味しますが、高値圏で出現すると、

その後、株価は下落していく傾向があるとされています。

実際、2021年4月5日に十字線が現れ、その後、日経平均株価指数は2日連続で下げました。

ただ、必ずしもそうなるというわけではなく、2021年3月15日の陰線では、終値が始値を少し下回り、

上ヒゲ・下ヒゲが同程度上下に延びている十字線に近い形になっていますが、

上昇トレンドの途中で出現し、その後、株価は上昇しました。

このため、1つのローソク足だけで判断するのは誤りの元になるため注意が必要です。

もう少し分かりやすいローソク足でチャートの流れを見ていくと、

2021年2月1日に出現した陽線坊主に近い形は代表例になるかもしれません。

陽線坊主は終値が始値を大きく上回り、上ヒゲも下ヒゲもない長方形です。

2021年2月1日のローソク足は、ほんの少しだけ上ヒゲが延びていますが、

ほぼ陽線坊主の形を示しています。陽線坊主が安値圏で出てきたときは、

どちらかというと買いサインです。

それまで下げてきた流れから一気に上振れたわけですから、

買いの勢いが急回復したと受け止められます。

こうなると、上昇トレンドの復活が期待されるため、

その後の値動きは積極性を伴って上昇していきやすくなります。

実際、2021年2月1日の陽線坊主出現後は、2月16日まで上昇トレンドが続きました。  

2月16日のローソク足は上ヒゲの長い陽線で引けています。

上昇トレンドが続き、高値圏に達し、上ヒゲの長い陽線で取引を終えたということは、

今度は下落のサインとして受け止められやすくなりますが、

その後は実際、下降トレンドを描き出しました。

そして、2021年3月5日に、今度は安値圏で下ヒゲの長い陽線が現れ、

下降トレンドが終わり、再び上昇トレンドに移っています。

まとめ

                            ※引用元 ファイナンシャルフィールドより

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