21日からの1週間で、名古屋市内の少なくとも15の高校で生徒の
新型コロナウイルス感染が確認されたことが、市関係者への取材でわかった。
愛知県内の感染者は、約7割が変異したウイルスに置き換わっているとみられてり、これまで感染しにくいとされていた若年層に感染が広がっている実態が
浮き彫りとなった。
関係者によると、第3波までは、高校生以下の感染が比較的少なかったが、
変異ウイルスが増えた第4波に入って以降、若年層の感染が増えた。
同居家族などへの感染も判明しているという。
今回明らかになった市内15高校では、生徒同士の会話や部活、
放課後や休日のカラオケなどで感染が広がったとみられるという。
今月23日に最初の感染者が確認された市立工業高校では、
27日までに複数の学級で生徒計16人が感染し、5月11日まで臨時休校となった。
市や県によると、28日時点で市内の8高校が、休校や学級閉鎖の措置をとっているという。
国の「まん延防止等重点措置」適用により、県教育委員会は県内全域の中高生らに対し、
生徒同士の会食や、カラオケなどの自粛を求めた。
市は「大型連休を前に、若くても感染リスクが高いことを強く認識してほしい」と呼びかけている。
■新規感染323人 名古屋は137人
県内では28日、323人の新型コロナウイルス感染と3人の死亡が確認された。
1日の感染者が300人を上回るのは24日以来。
県は、名古屋市の高齢者施設をクラスター(感染集団)に認定したと発表した。
※引用元 読売新聞より