日経平均、大幅下落でスタート 一時3万円台を割り込む

3万円割れした日経平均株価を映し出すボード
2021年9月21日午前9時24分、東京都中央区、関田航撮影
21日の東京株式市場は日経平均株価が大きく下落して始まった。中国の不動産大手・中国恒大集団の債務危機不安を受け、
前日の欧米や香港の株式相場下落の流れを引き継いだ。
下げ幅は一時600円を超え、3万円台を割り込んだ。
日経平均は終値ベースでは6月21日に953円下げている。
それ以来の大幅な下落となる。
21日は取引開始から大きく下げ、始値は先週の終値より478円80銭安い3万21円25銭。
恒大集団の経営問題を機に中国経済の先行きに対する不安が高まり、
投資家のリスク回避の姿勢が強まった。
その後は買い戻しの動きもあり、3万円前後で推移している。
菅義偉首相の総裁選への立候補見送りや、
新型コロナの感染拡大が一服したこともあり、
日経平均は9月に入ってから2千円超も大幅に上昇していた。
14日には終値が3万670円と31年ぶりの高値を記録した一方で、
短期間での急騰に対して警戒感もあった。
※引用元 朝日新聞DIGITALより